人は時間の中で、少しずつ変わっていく。
写真もまた、時間の経過によってその意味を変えていく。

時を重ねることでしか写らない表情がある。
失われていくもの、静かに残り続けるもの。
そして、後になって初めて気づく“意味”もある。

写真に写るという行為は、
その人が確かにそこに在ったという、ひとつの痕跡である。
誰かのまなざしに受け止められることで、
人は自分の存在を、あらためて知るのかもしれない。

毎年同じ場所に咲く桜が、決して同じ姿ではないように、
人の表情や存在もまた、時間の層をまといながら変化していく。

「桜標(さくらしるべ)」とは、
移ろいゆく時間の中に刻まれた、その人、その瞬間の“しるし”である。

本展では、写真と時間、そして他者と自分の関係を、
あらためて見つめ直す試みである。
本展では、親交のあった作曲家の遺影となったポートレートをはじめ、
 長年の友人や家族、父が撮影した幼少期の自分、そして現在のセルフポートレートを展示する。
時間の中で変化していく撮る者と撮られる者の関係を、静かに見つめる。
渚ひろみ個展「桜標(さくらしるべ)On Time and Portraiture​​​​​​​

2026年3月17日(火)〜22日(日)
11:00-22:00(最終入場21:30/最終日は17:00)
入場無料

ギャラリー・ルデコ
東京都渋谷区渋谷3-16-3 髙桑ビル B1F
(JR渋谷駅新南口出口、東横線・副都心線 渋谷駅:C2出口から徒歩3~4分。)

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